日本でのタティングレース

もう9月になってしまいました。

台風10号の迷走中は気温も下がっていましたが、また一気に暑くなってきましたね。

今年の残暑はいつまで続くのでしょうか…


このサイトのタティングレースのページでは、ヨーロッパでのタティングレースの歴史についてご紹介させていただいています。

今回は、タティングレースがどのように日本で広まっていったのかを、私の知っている範囲でお伝えしたいと思います。


日本のタティングレースを語る上で欠かせないのはまず、聖光院有彩先生です。

さまざまな手芸に精通されていた有彩先生は、講師として訪れたイギリスでタティングレースに出会われました。

タティングレースの素晴らしさに感銘を受けた有彩先生は、

これからはタティングの時代だ!

タティングをもっと日本に広めたい…

と考えられ、藤戸禎子先生や今は亡き森永の社長様との出会いがありました。


藤戸先生は戦後の女学校で、三木先生からタティングレースを教わったそうです。

それから趣味として楽しみながら上達され、主婦の友社手芸展覧会では6年連続入賞を果たしました。


有彩先生、藤戸先生、森永の社長様は3人でタティングレースを広める活動を続けられました。

藤戸先生、森永の社長様は銀座で二人展も開催し、評判を呼びました。


そしてタティングレースの愛好家は徐々に増えてゆきます。

2013年には活躍されている10名の先生方が、日本橋高島屋で展覧会を開くまでになりました。

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